10/23/2004

チケットの価値≠値段

 出原社長がアウェー柏戦、ホーム浦和戦にむけて社員動員、招待券乱発をしているらしいです。今期何度目のことでしょう。

 「硬派」ではない西中島ですが、セレッソのことを好きではない人間、少なくともサッカーに興味が無い人間には、長居に関わらずどこのスタジアムにも来てほしくはありません。またそういう事をする人間にクラブチームの長たる立場にいてほしくはありません。


 こうしたその場しのぎ的営業によって得られるリピーターの数と、「お金をはらって年間パスポートを買ったけれど、タダで見れるんだ」と思う人の数は、どちらが多いでしょうか?西中島はクラブがこうした強引な観客動員を続けるのなら、来年から年間パスポートの購入を止めようかと考えています。まず一人、今の運営に反対させて頂きます。


 どのチームのチケットも、値段にそう差がある訳ではありません。しかし、毎回満員になるスタジアムと、閑古鳥の鳴くスタジアムが有ります。至極当たり前の事ですが、すばらしい試合をするチーム、ちゃんと地域に根差した活動をしているチームには、自然とファンがついてくるのです。良い土壌が良い作物を生み出す事に似ています。


 今のセレッソは乾いた砂の上にむやみに種を撒き、考えもなく肥料を与えているようなものです。そんな大地からは何も生まれないでしょう。少しばかり負けという風雨が来れば、種も肥料もあっという間に流れ去ってしまうはずです。

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