11/18/2013

サポーターの壁なんて取っ払っちまえばいいのに。 #cerezo

セレッソは、チームも若くなったけれど、サポーターも若返った、新規の子が爆発的に増えた。



関東圏のアウェーなどに行って実感したのだけど、とにかく若い女の子が多い。それで、彼女たちの多くはサッカーに対して不得手だったり、他のチームの試合を見ていたという層だったりする。皮膚感覚では新規女性層の1割くらいはサッカーに対して、残りの殆どがもともと他サポや代表から入った、セレッソに対して新規、という感じだ。

そういう子たちと、今までセレッソを応援してきた層は、そもそも思考が違う。考え方が根本から違うので、行動も違う。ゴール裏のコールリーダーが懸命にいじって、ゴール裏は一体で行きましょうと呼びかけているのも、そういう違いを肌で感じてきたからだろう。

俺は、彼等、彼女達を否定しようとは思わない。誰だって最初は初心者だったわけだし、そこで既存のサポーター、ファン層と摩擦が起こるのは至極当然だからだ。ただ、だからと言って摩擦をそのままにしていたら、新規層は逃げてしまうし、既存層も不満に感じるし、何もいいことはない。


こういう時、やっぱり「ルール」というのは必要なんだと痛感する。暗黙の了解とか、人の善意に訴えるというのは限界がある。人それぞれに価値観が違うのだから、了解の仕方も善意の形も違うのだ。

できるだけ多くの層が、不平不満を感じずに、セレッソという存在を愛したり、できればお金を落としたりできるルールができればな。

そうして、それぞれ考えが違う個々人が集まって、ひとつの力になれば、セレッソの応援はもう一つ上に行けるのだと信じている。もともとの土台になるパイが大きくなければ、上に上に伸びることはない。


あと、重ねて言う事になるけれど、新しく仲間になってくれた人達は、行動が違う。ということは何がほしいとか、サービスやアイテムの嗜好も変わっていて、そこにまたビジネスチャンスのようなものが生まれる。意地汚い話だけど、その嗜好をいち早く感じ取ってチームが潤えば、セレッソはもっと強く大きな存在になれる。サポーターになり、せっかくセレッソにアプローチしたいと願っているのに、お金を落とす場所がない、参加するイベントがないというのはサポーターにとっても嫌な話だ。

例えばだけど、チームによっては「ホームバスツアー」を組んでいるところもある。ホームではない、本来の商圏ではないところから、ホームスタジアムに来るためのバスツアーだ。それは地域密着という基本理念からは外れるけれど、需要があるならやってみてもいいだろう。イベントとして「セレッソサポータービギナーズ講座」みたいなのがあっても楽しいかもしれない。同じくらいのライト層の人同士で繋がれるのも悪いことではないし。


そうして、何より大事なのは、それらのアクションを「知ってもらう」機会をたくさん作ることだ。Twitter、Facebookではある程度拡散できているけれど、LINEアカウントもあれば若い子へのアプローチとして有効だ。

ブログをやっていて気づくけれど、この「知ってもらう」というアクションが無いだけで、せっかくがんばったイベントがうまく回らない時がある。本当にいいことなのに、だ。


知ってもらい、参加して、喜びを分かち合う。そうして強くなった絆はそうそうに切れることはない。大きなクラブになるために、一つ一つを大切にしよう。

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