3/03/2012

スタジアム演出ミーティングで感じたことの備忘録。 #cerezo


スタジアム演出ミーティングってなに?

セレッソ大阪では2008年に「スタジアムマスター」として作曲家の本間勇輔氏を招聘。スタジアムでの演出を、サポーターの応援も含めて考えるようになった。

スタジアムがサポーターやファン、チームにとってよりよい空間であるように、チームとサポーターが共に考えていく。

その中でよいものは続け、悪かったところは検証、修正していくという道を選んだ。その検証と修正のための場がスタジアム演出ミーティング。

今日はキンチョウスタジアムの会議室で、およそ50人くらいのコアな人達と本間勇輔氏、スタジアムDJの西川大介くん、それからセレッソ大阪の事業部の人達が参加して、2時間半ほど演出について語り合った。




本当はこういうミーティングが無くても自然と何かが育まれる土壌があればいいのだけど、セレッソにはそれが根付かなかった。だから少しかしこまってはいるけれど、キッチリと演出や応援に関しての時間を設定する必要があった。


ミーティングで話したこと、考えたこと。


本間さんやコールリーダーの土岐くんの究極は「無演出」

誰かが何かを指図しなくたって、自然と歌が聞こえる、いい雰囲気が作れるスタジアム。

ヨーロッパの(シンジがいるボルシア・ドルトムントみたいな)人気クラブなら、それができる。8万人いたって、コールリーダー無しで一糸乱れぬ応援ができる。


しかしそれは、スタジアムにいる人達のレベルが違うからではと、俺は話をした。


驚くようなことだけれど、ドルトムントやバルセロナ、マドリード、マンチェスターやリバプール、ヨーロッパの殆どのスタジアムは、4万~8万席あっても、シーズン前にその殆どがシーズンチケットで埋まってしまう。

つまり極端に言うとスタジアムの殆どの人が、日本のスタジアムで言うゴール裏の住人の意識や、それに近いコアな意識を持ってスタジアムに来ている、そういう環境なのだと。

キンチョウスタジアムや長居スタジアムをそこまで引っ張り上げるには、まだ時間と労力とアイデアがたくさん必要だと考えている。


セレッソの応援、今と未来。

現状、セレッソの年間パスポート、オーナーズシートは全ての席種をあつめても、たしか1万少しくらい。雨が降ろうがヤリが降ろうがスタジアムに行くよ、という人は皮膚感覚で5000人~7000人くらいだとおもう。

ダービーとかなら満席になるけれど、その大多数はたまにしか試合に行かない人だったり、観戦歴の浅い人達ということになる。セレッソの「戦力」は満員時の4万人ではなく、7000人なのだ。これを少なくとも2万人、できれば4万人にまで引き上げたい。

そのためには、3万3000の人に、興味を持ってもらい、スタジアムに通ってもらい、声を出したくなるような気分になってもらわないといけない。



だから、コアなサポーター向けの敷居の高い企画、地の果てまでセレッソを追いかけるツアーなんかを組んだりする一方で、必ず初心者、一見さんが楽しくなるようなプログラムを用意しておく必要がある。

それは砂金さんを含めた事業部の方たちもわかっていて、そのためにメインスタンドのかなりいいブロックを「コロコロシート」という企画シートにした。

当日一般4000円くらいのシートが、いろんな人のために前売り3000円で用意される。企画を考えたり実行したりするのはスタッフの人達にとって大変なはずだし、それでチケットの単価が下がるのもよくないはずだけど、それでもいろんな人達にサッカーとセレッソを知ってもらい、愛してもらえるための接点を用意したんだ。

サポーターが先鋭化してそれを妨げれば、チームとして方向がバラバラになってしまう。スタジアムが理想形になるまでは、演出や応援には、誰もがわかる敷居の低さを担保しないといけない。


とりあえず、できることから。


俺がハマちゃんの作ったチャントが好きなのは、常に歌いやすさ、覚えやすさを意識した選曲や歌詞作りをしているから。みんなで歌える歌があるのっていいなと思う。

そんな歌や応援、演出が積み重なっていけば、いつかきっといつも満員の、熱い熱いスタジアムが作れると信じている。

今日聞いた新しいチャントも、きっとみんなに受け入れられると思うよ。いつもいいチャントをありがとう。

2 件のコメント :

  1. もう遅いかもしれませんが、わたしも提案があります。

    それは、アンセム斉唱の際のスクリーンの歌詞に「ふりがな」をふってほしいのです。

    こんなシーンってよくありませんか?
    せっかく観客が多い日なのに、大人たちは恥ずかしがって全然歌声が無い時。で、子供達はといえば、これまた歌っていない。小4の息子に歌わない理由を聞くと、「歌いたいのに、習っていない漢字が読めないし、英語がわからないから」というんです!
    7000人しかない「戦力」だって、全員が声を出せば、選手の背中を後押しする凄いパワーになります。一見さんであれ、もともと子供達は大きな声で歌うのは大好きなんです。
    それなのに、こんなしょうもない理由で、削がれているとは、実にもったいない!
    アンセム斉唱で声を出す恥ずかしさを取り除かれれば、ゲームにもそのまま入れるんです!出だしが勝負のセレッソなんですから、尚の事です!

    なんとかフロントサイドに改善してもらうわけにはいかないんでしょうか?

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  2. ふりがな、盲点でした。

    子供の声って大きな戦力になるんですよね。みんなの声が勇気や力をくれるってあると思うんです。

    すぐには無理かもしれませんが、やってやれないことはない話です。一度聞いてみます。

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